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フルート奏者の姿勢から身体の負担を解説!

 埼玉県熊谷市石原にある整体サロン『コンディショニングサロンHarmonia(ハルモニア)』の四分一です。

今回は、姿勢・動作の専門家である理学療法士の資格を持つ私からみたフルート奏者の姿勢について分析していきたいと思います。

フルート演奏時の姿勢は左右非対称

フルートを演奏するときは、誰がみてもわかる通り、どちらかの腕が体の前を交差して位置し、もう一方の手が体の横に開くように位置しています。

今回、参考にした『もっと音楽が好きになる 上達の基本 フルート』という書籍によると、からだの向きは正面に対して30°〜45°傾けるとされています。


実際に、参考にして私自身が姿勢をとってみました。

フルート奏者それぞれで、演奏の自由度を確保するためには脚のポジションなどが異なったりすることもあると思いますが、胸(胸郭)および骨盤の向きは同一方向へ向いているのではないかと思います。

フルート奏者にて考えられる負担はなにか

前述した姿勢を基本にして上半身を捻ったり、肘の位置・高さを変えてみたり、フルートの上下の傾き・前後の位置関係を変えてみたりといろいろ姿勢を変えてみました。

1.顎を前に出す

 顎を出した状態での演奏姿勢は、首の後ろ側の筋肉で頭を支える姿勢となりやすく、頭を支える筋肉である後頭下筋群、頭を支え、首を反らす頭頸板状筋、頭が前方に突出した状態で首を支える胸鎖乳突筋といった筋肉が過剰に働きやすくなり硬くなります。
すると、僧帽筋肩甲挙筋斜角筋群といった肩こりの原因となる筋肉が張りやすくなり、結果として大胸筋小胸筋と行った胸の筋肉や三角筋上腕二頭筋肩周りの力みの原因になります。
またこの状態が続くと手のしびれや腕のだるさが出る要因にもなりますので注意が必要です。

2.上半身を左右へ倒す

 上半身を左右に倒す動作は、リズムを取ったりするために行う方もいるかと思います。強く吹きたいときや長く息を吹き続けるために腹筋を使う際などに身体を倒す動きを用いることで効率よくブレスコントロールをすることができるのではないかと思います。
しかし、常時同じ方向へ身体を倒し続けたままの演奏は、肺の動きを阻害し呼吸の妨げになります。

3.右肘の高さを変える

 右肘の高さを変えることに関しては、奏者それぞれの骨格も考えていく必要があります。肘の高さを挙げることで腕を支える三角筋・上腕二頭筋、肩甲骨を支える僧帽筋上部線維・肩甲挙筋が働き、フルートをささえる肩甲骨から腕までが安定することで肘から先の力みが取れる人もいれば、肘を下げることで僧帽筋下部線維・前鋸筋・菱形筋群を使用し肩甲骨を安定し、腕の力みが抜けることで肘から先の力みが取れる人もいるからです。
演奏者の筋力バランスを考慮して姿勢を選択する、力みの少ない姿勢を探していく必要があります。

4.頭部を左回旋させ、上半身からフルートを離す

 フルートが上半身から離れることで、右肩・肘の空間にゆとりができ、動きやすさが出る場合があります。しかし、頭部の左回旋が増強するため、人によっては左の首の痛みが出たり張りが強くなったりする場合があります。ですので、身体とフルートとの位置関係は、演奏者の無理のない距離に調整していく必要があります。

5.体幹を右回旋させ、左腕を胸につけるようにする

 ④で述べた姿勢とは逆に、骨盤は正面に向いていて上半身のみ30°〜45°回旋している状態で、左肩・腕が胸に近づくような姿勢となり、右肩は背中側に開くような力が入ります。体幹の右方向への回旋動作に必要な左外腹斜筋という側腹部の腹筋が過活動している状態となるため、吸気が十分に確保できなくなる可能性があります。また、努力的に左右の腕を保持する姿勢となりやすいため、肩・腕・手への力みの原因となるためおすすめできない姿勢です。
演奏に慣れておられる方は、絶対に行わないように注意されているかと思います。

他にも上げられる姿勢や特徴はあると思いますが、奏者のもともとの姿勢(猫背や鳩胸、なで肩や巻き肩などにも大きく影響されます。

負担がかからないようにするためには

これまでに挙げてきたことを踏まえて、普段の生活および演奏中の姿勢にて意識したほうが良いことをいくつか挙げていきたいと思います。

  1. 猫背に注意する
    猫背は、上位胸椎の可動性低下を招きやすく、上位胸椎の可動性が落ちると上位胸郭可動性低下を伴い、胸郭の拡張性が悪くなるため、吸気の確保が不十分となり得えると考えられます。
  2. 上半身(胸郭)と骨盤が向く方向は一緒にする
    腹筋群の自由度が増え、呼吸もしやすくなります。
  3. 前方に位置している肩は上半身の前に無理に位置しようとしない
    大胸筋を過剰に収縮させてしまうことで、上腕二頭筋、手指屈筋群の過緊張がみられやすくなり、指の疲労・強張りがみられやすくなります。
  4. 前方に位置している腕側は力こぶ(上腕二頭筋)に力みがない状態を意識する
    肩甲骨の安定性が高まることで上腕二頭筋の力みが少なくなります。いかに努力せずにポジションを取れるかがポイントです。
  5. 側方に位置している腕は、肩甲骨から腕を支えていることを意識し、腕だけでで支えようとしない
    肩甲骨が不安定な状態、あるいは過剰に固定している状態だと上腕二頭筋や前腕部分の力みがみられやすくなるので、肩甲骨がしっかり安定しており、腕が力まず支えられる部分を探しましょう。

まとめ

今回は、フルート奏者の姿勢について分析してきました。外から見た感覚と、実際に自分で実感しながら姿勢を調節するのとでは感覚が大きく異なります。
負担を抱えたままの演奏にならないよう、少しでも腱鞘炎や局在性ジストニアなどの諸症状のきっかけになる問題を解決できる提案をしていきます。

当サロンの『楽器演奏者向けボディワーク』は、ご利用者様の姿勢感覚を大事にした上で、からだの向きや使い方、腕のポジションや脚のポジション、椅子に座っている姿勢から立って演奏する姿勢までをディスカッションをしながら一番いい状態を探していきます。

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