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フルート演奏すると首が痛い?!原因と対策をご紹介します!

フルート奏者の左首の痛みはなぜ起こる?原因と対策をご紹介しました。

 フルートは、唄口・左人差し指・右親指で支えて楽器を構え、上半身に対して頭を左に向けて左右非対称な姿勢で演奏する楽器です。高音域で重要な活躍をするフルートですが、左右非対称な姿勢での演奏姿勢により身体の不調が起こりやすい楽器でもあります。

演奏姿勢の崩れや楽器の構え方の問題から、首の痛みに悩まれるフルート奏者の方は多くいます。中には首こり・首の痛みから起こる慢性的な頭痛や手のしびれ、脱力感に悩む人もいます。

どうしてフルート奏者に首の不調が起きやすいのか、今回は、フルート奏者の首の痛みの原因と対策をご紹介します。

フルート演奏で首こり・首の痛みが出る原因は?

 フルート演奏で首こり・首の痛みが出る原因は、フルート独特の演奏姿勢が主な原因です。

首を左に回旋させる演奏姿勢である

 フルートの演奏姿勢は、左右非対称であり、上半身に対して頭が左側を向くような姿勢となります。日常生活の姿勢に比べると頭を左に向ける筋肉を使用する時間が長くなり、疲労します。その結果として左首の張り・首の痛みが現れやすい環境にあります。

非日常的な姿勢であるから起こりやすい不調です。

左右非対称な姿勢に加えて、腕のポジションによって更に首への負担が変わります。

フルート演奏時の首は、体幹の正面より左方向へ回旋した状態となっている

演奏時の姿勢の崩れがある

フルートの演奏姿勢自体が左首に負担をかけやすいですが、そこから姿勢が崩れると更に負担がかかります。

特に、上半身よりも頭が前に出た状態で演奏する姿勢や猫背は、首の後ろ側にある筋肉に負担をかけるため筋疲労による首の痛みが起こります。

上半身よりも頭の位置が前方に位置している様子です、
上半身よりも頭部が前方にある姿勢

また、頚椎から出ている神経が圧迫されることによっても首の痛み・しびれを伴うことがあります。

首の痛みを生じる原因の筋肉は?

フルートの演奏姿勢や姿勢の崩れから負担がかかり痛みを感じるようになる筋肉はなにがあるのか。首を左に捻る(回旋する)筋肉として

  • 左頭板状筋
  • 頸板状筋
  • 頸最長筋

という筋肉があります。

首の回旋動作や側屈動作に関係する頭板状筋・頚板状筋のイラストです。

また、首・肩が痛くなる方の傾向として上半身に比べて頭の位置が前方へ突き出した形で演奏されている方の場合、首の前側から頭を支えている胸鎖乳突筋や頭・首を後ろから支えている僧帽筋上部線維が硬くなります。

胸鎖乳突筋を示したイラストです。
胸鎖乳突筋
水色の斜線部が僧帽筋上部線維を示したイラストです。
水色斜線部:僧帽筋上部繊維

演奏姿勢を長時間保持することによって首の筋肉が疲労し、蓄積されると痛みとなります。

首の痛みに対する対策は?

左首の張り・痛みが起こる原因について解説してきましたが、どうしたら痛みを改善・予防できるのでしょうか。簡単にできる対策をご紹介します。

上半身の姿勢に気をつける

左首の痛みを予防する上で重要なのは、演奏姿勢です。そもそもが左右非対称であり、左首に負担をかけやすい姿勢であるため、解剖学・運動学に基づいた理想的な姿勢から逸脱すると局所に筋肉の負担がかかります。

では、解剖学・運動学に基づいた構え方のポイントをご紹介します。

フルートは身体から離れた位置で構える

上半身に対してフルートが30°〜45°程度開いている状態で構えられると左胸を閉じる力みが少なくなります。両肩を結んだ線・フルート・右手の部分で三角形ができるようなイメージで構えられると関節負担も少なく、首へのストレスが最小限になります。くれぐれもフルートを身体に近づけて直角三角形ならないようにしましょう!

フルートのフィンガリングや首の負担を軽減させるのに気をつけたい演奏姿勢です。身体にフルートが近すぎると左首に力が入りやすくなります。

フルート位置を極力水平に保つ

唄口に息を吹き込む際に、口に対してフルートが斜めになっていることで音を出しやすくしている方は話は別ですが、口に対して平行にフルートを当てる方は、フルートが右下がりになることで頭も右側に倒すことになり、結果として左首に大きく負担をかけることになります。もともと首が左に回旋している状態から右に倒すとかなりの左首に負担となります。

上半身と骨盤の向きは同じ方向に

演奏するに当たり、上半身と骨盤の向きが個別に回旋している姿勢を保持されている方もおられますが、基本的には、上半身と骨盤はフルートに対して30〜45°開いた状態で構えられると理想的です。

人によってはフルートの重さをさせるために骨盤は右に開いているのに上半身は左にやや回旋し、右肘を引いて楽器を構えるという方もおられます。しかし、この状態の演奏は左背中の張りが起こりやすく、左背中の筋肉と関連のある右首の筋肉の張りを誘発しやすいため極力であれば、右肘を引くという状態は作りたくありません。

フルートを構えるときの基本姿勢のイラストです。首だけが左回旋し、体幹と骨盤は右方向にやや開いた状態が理想的です。

首の筋肉のストレッチを行う

左首の張り・痛みの原因は、先に説明してきたように首の筋肉の疲労や不良姿勢による過度な負担が原因です。

僧帽筋上部のストレッチ

僧帽筋上部のストレッチをご紹介します。ストレッチ強度は「痛気持ちいい」程度です。

ストレッチをしたあとに手がしびれる・頭がぼーっとしてしまう・気持ち悪くなってしまうなどの症状が出てしまう方は無理に行わないようにしましょう。

胸鎖乳突筋のストレッチ

首の横から前側についている胸鎖乳突筋のストレッチをご紹介します。結構硬い方多いのでゆっくりとやってください。

首の後ろ側が詰まった感覚や痛みが出る方は無理に行わないようにしましょう。

まとめ

 フルートを演奏される首の痛みについて解説しました。左右非対称な演奏姿勢であるからこそ、少し工夫してあげるだけで首・肩への負担は軽減しますし、ストレッチを行うことでも疲労した筋肉をほぐすことにつながります。

ストレッチを定期的に行うことで、筋肉が硬くなることを予防してあげましょう。はじめは状態があまり大きく変わる感じがなくても継続していると変化が出るようになります。

整体サロンHarmoniaでは、楽器奏者のコンディショニングを行っております。セルフケアでもなかなか良くならない首の痛みや肩こりなど演奏姿勢から原因を突き止め、アプローチしていくためあなたの演奏姿勢に合わせた不調改善のご提案が可能です。オンラインでもコンディショニング対応しておりますのでご相談ください。

津軽三味線奏者であり歌手の澤田慶仁さんを施術対応させていただきました!

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