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熊谷の夏の暑さ【熱中症】の注意したい5大事項!

熊谷の夏の暑さ【熱中症】の注意したい5大項目!

 日本で暑い街は?と言われると『熊谷市』と出てくるぐらい熊谷の夏は暑い日が多く、35℃を超える日がほとんどです。室内はエアコンが効いていて涼しく、外は暑い…

屋内外を行ったり来たりしていると調子が悪くなりますよね。そんなときに注意したいのが熱中症です。

そこで今回は、熱中症について厚生労働省でも新型コロナのことを考慮した上での、『令和2年度の熱中症予防行動』の熱中症策ポスターの内容をもとに、それぞれの項目について、訪問リハビリにて自宅に伺って対応していたときの経験も加え、解説していきます。

1.暑さを避けましょう

  • エアコンを利用する等、部屋の温度を調整
  • 感染症予防のため、換気扇や窓開放によって換気を確保しつつ、エアコンの温度設定をこまめに調整
  • 暑い日や時間帯は無理をしない
  • 涼しい服装にする
  • 急に熱くなった日等は特に注意する

 エアコンは省エネのために28℃設定で使われる方も多くいらっしゃると思います。

 暑いけど、私はエアコン嫌いだからと扇風機のみで過ごされている高齢者の方々がまだ多くいらっしゃいます。年齢が高くなるにつれ、汗もかきにくく、体温コントロール能力が低下していくためからだに熱がこもりやすくなりますが、自覚症状が乏しいため熱中症に気づけない方は多いです。

昔と今では夏場の気温も35℃を超える日も増えており、トイレが近いからと水分摂取を怠っている高齢者の方は、30℃を超えるようなら熱中症のリスクは高いのです。

涼しい服装を着ていてエアコンが効いている部屋の中にいて寒いと思う場合は、

  • 「エアコンを付けた状態で長袖を着る」
  • 「ひざかけやブランケットを足元にかける」
  • 「外に出かける時は涼しい服装にする」

と臨機応変に服装を調整しましょう。外出の際は帽子を被ることも効果的です。

2.適宜マスクを外しましょう

  • 気温・湿度の高い中でのマスク着用は要注意
  • 屋外で人と十分な距離(2メートル以上)を確保できる場合には、マスクをはずす
  • マスクを着用している時は、負荷のかかる作業や運動を避け、周囲の人との距離を十分にとった上で、適宜マスクをはずして休憩を

マスクは今つけていて思う方が多い通り、通気性を最小限にしているので熱がこもりやすく、顔に熱がこもりやすくなります。2023年3月下旬からマスクの着用が任意になったので、外出中はマスクは外していてもいいですね。

頭寒足熱という言葉があるように、頭は涼しい状態にしておく必要があります。たまに熱がこもると頭のクールダウンが間に合わなくなり、痙攣やめまい、立ちくらみといった症状が出やすくなるので注意しましょう。

3.こまめに水分補給しましょう

  • のどが渇く前に水分補給
  • 1日あたり1.2リットルを目安に
  • 大量に汗をかいた時は塩分も忘れずに

 仕事中飲むことが多いであろう「コーヒー」や「緑茶」、「烏龍茶」や「紅茶」にはカフェインが含まれており、そのカフェインは『利尿作用』を持っています。これらの飲み物をたくさん飲んでも汗になるよりも先にお小水へと変わってしまい体温調節機能へうまく利用されないことの方が多くなります。

カフェインを含む飲み物を飲む場合は、一緒になどのノンカフェインの飲み物を飲むことが重要です。

注意

①冷たい飲み物を飲んでいると内臓が冷えすぎて自律神経のバランスが崩れるので、たまに涼しいところで温かい飲み物を摂りましょう。

②がぶ飲みは注意しましょう。水中毒にて頭痛や吐き気が起こる場合があります。1〜2時間ごとにコップ1杯の水分摂取を心がけてみましょう。

③高齢者の方は、唾液がある程度サラサラしていればいいですが、粘度が強い状態になっている場合、その時点で体の水分は足りていません。1.5リットルを目安にしてもらい、しっかりと水分を摂りましょう。

5.暑さに備えた体作りをしましょう。

  • 暑くなり始めの時期から適度に運動を
  • 水分補給は忘れずに、無理のない範囲で
  • 「やや暑い環境」で「ややきつい」と感じる強度で毎日30分

体が暑さに適応するためには、体温コントロールが重要です。筋肉の機能が正常に働き、全身の血流がよくないと汗をかく機能が低下したり、頭に熱がこもる「冷えのぼせ」が起きたりと熱中症が起こりやすくなります。

ラジオ体操第1、第2など汗が出るくらい身体を動かす機会を作りましょう。ジムなどに行かれている方は、ランニングマシンやバイクなどを活用しましょう。

注意

デスクワークでエアコンの風が冷たくて辛いという方のほとんどは、筋肉の代謝が落ち、体の体温調整がうまくできていないことに由来します。できる限り、暑くなりすぎないうちに基礎体力を挙げておきましょう。

令和2年度熱中症予防行動ポスターです。1.暑さを避けましょう。2.適宜マスクを外しましょう。3.こまめに水分補給しましょう。4.日頃から健康管理しましょう。5.暑さに備えたからだづくりをしましょう。

6.その他注意したいこと

 ポスターに挙げられていたこと以外で、訪問リハビリの仕事に携わっていたときに感じたことを踏まえて注意してほしいことをいくつか挙げていきます。

70〜90代の方が行うエアコンのリモコン操作

 私が経験してとても危険だったケースがあります。それは、『エアコンの設定が暖房30℃』になっていたことです。エアコンで冷房を付けたつもりでも、暖房になっているケースは高齢者には起こりやすいです。

エアコンのコントローラーパネルは高齢者には見にくく、電池が切れかかっていると、尚の事写りが悪くなります。そして、エアコンのボタンも風量や風向などたくさんあるため暖房から冷房に切り替えるのを失敗するケースもあります。

ご家族の方は、一度エアコンの設定を見てあげてください。

暑いからとパジャマを着ないで寝る

 暑いからといってエアコンをついた状態でパジャマを着ないで寝ている方は注意しましょう。朝起きたら「なんだか怠い…」「朝起きたら足が攣った!」などの症状は、夜間のうちに体が冷え、体温調整機能がうまく働いていない状態です。

寝ている間は、日中よりも代謝が落ちます。代謝が落ちて冷え切った筋肉は、必要な酸素や栄養が筋肉自体に運ばれにくくなるため、だるくなったりつったりします。エアコンが効いている中で寝る場合は、必ず薄手のパジャマを着るか、タオルケットなどを掛けて寝ましょう。

パジャマを着用したり、布団を掛けて寝ても怠さや攣ってしまう場合は、日頃の運動不足が影響しています。デスクワークばかりで、歩く機会が少ない方、運動をほとんどできていない方は、『膝を伸ばした状態での踵挙げ』を定期的に行うことで、ふくらはぎの筋肉を動かしていきましょう。

まとめ

熱中症について厚生労働省の資料をもとに付け加えて解説していきました。今のうちから熱中症にならないために、予防策をしっかりととりましょう。

運動に関しては、ハルモニアでもご提供できるものがありますのでお気軽にご相談ください!

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