肩こり・首こり・首の痛みからくる頭痛の原因は？予防のストレッチも紹介します！

　一番身近な身体の不調と言ってもおかしくない「肩こり」「首こり」。肩こり・首こりをそのまま放置していると頭痛が起きる方もおられます。ひどい場合は吐き気もひどくなってしまう方も。

肩こり・首こりからくる頭痛の原因

　肩こり・首こり・首の痛みから起こる頭痛は、主に緊張性頭痛と呼ばれています。長時間のデスクワークやスマホ操作、楽器演奏など同じ体勢や、上を向いて作業を続けるなどの無理な姿勢を続けることで、首や頭の筋肉に負担がかかり、筋肉が張ってきます。パソコン・スマホを使用することで起こる眼精疲労も頭や首の筋肉に負担をかける原因となります。

張ってきた首・頭の筋肉の血行が悪化し、血管に老廃物などが溜まることで炎症が起こり、痛み物質などが産生されて、頭痛を引き起こすと考えられています。

緊張性頭痛には、「反復性緊張性頭痛」と「慢性緊張性頭痛」と2つのタイプに分けられます。

「反復性緊張性頭痛」は、頭痛の頻度は時々であり、肩こりなどの肩や後頭部、頭部の筋肉の緊張が原因で起こりやすく、デスクワークや長時間同じ姿勢で作業が続くと起きやすくなります。
「慢性緊張性頭痛」は、頭痛頻度がほぼ毎日であり、首や肩の筋肉の緊張に加えて精神的なストレスなどが関係し、脳が痛みに対して敏感になって慢性化したものといわれています。

緊張性頭痛の対処法・予防法

　緊張性頭痛の対処法として鎮痛剤を使った薬物療法以外に、緊張する筋肉を緩めるためのストレッチや運動、心と身体の緊張を緩めるリラクゼーションや入浴が効果が得やすいとされています。　

薬を使わない緊張性頭痛の対処法・予防法をご紹介します。

猫背・巻き肩・ストレートネックから負担のない姿勢に整える

　頭・首・肩の筋肉が硬くなる原因として猫背・巻き肩・ストレートネックといった姿勢の崩れを正しい位置に整えていく必要があります。

例えば、今お使いの『枕』は自分にあっているでしょうか？朝起きたときに首が疲れる・肩がこるなどの症状があるなら枕が合っていないと言えます。

そんな方に試していただきたいのが『バスタオル枕』です。方法は、

となります。やり方をYouTubeにてご紹介していますので参考にしてください。

頭皮・顎の筋肉を緩める

　頭痛が起きる人に後頭部や側頭部、頭頂部の筋肉が硬くなっていることが多くあります。

簡単にできるストレッチをご紹介

肩の張りにつながる肩甲骨周囲の筋肉を動かしほぐす運動をご紹介します。

肩甲骨周囲を動かしたあとに首の筋肉をストレッチしていきます。

ストレートネックに伴う首の筋肉のこりをほぐすエクササイズも行ってみると変化がみられるようになります。

精油を使ってリラックス

　アロマテラピーでは、リラックスの効果が期待できる精油を用いて頭痛の緩和を図る場合があります。天然由来100%の精油の中でもラベンダーの芳香浴を活用するのがよく知られている方法です。

マグカップに60℃〜70℃のお湯をいれ、精油を1〜3滴ほどたらして蒸気に顔を近づけてゆっくりと深呼吸し、蒸気を吸い込みます。他にも入浴剤としてバスオイルと一緒に精油を混ぜて活用する方法もあります。

日本アロマ環境協会では、オレンジスイート、グレープフルーツ、イランイランと行ったリラックス効果が得られたとの報告があるとしています。

参考

片頭痛の発作回数が芳香浴で減少

<strong>（公社） 日本アロマ環境協会</strong>

ですので、リラックス効果を高めると期待されている精油をうまく活用してみるのもいいかもしれません。

まとめ

　肩こり・首こり・首の痛みからくる頭痛の原因と対策についてご紹介しました。

肩・首こりからくる緊張性頭痛は、頭部の筋肉や首の筋肉が硬くなることや精神的なストレスを溜め込むことで起きやすくなるため、筋肉が硬くなる原因である猫背やストレートネック、スマホ首といった姿勢の崩れを正しい位置に整え、気持ちをリフレッシュできるよう体の調子を整えていくことをおすすめします。

ストレスが発症に関わってくる場合もあり、痛みが起こることがストレスになって悪化への悪循環を起こしやすいので、掲載しているストレッチやストレスを解消する方法として精油を使った芳香浴も参考にしてみてください。

整体サロンHarmonia(ハルモニア)では、緊張性頭痛の原因となる猫背・ストレートネック・スマホ首などの姿勢の崩れを整える施術やトレーニングを行っている他、ストレスを解消するためのアロマテラピーの活用方法のアドバイス、アロマブレンドオイルの調合、アロマハンドトリートメントなどを行っています。

精神的ストレスに対して効果が期待できるハルモニアオリジナルのリラックスブレンドオイルも店頭にて販売しております。頭痛薬を使う頻度を減らしたい、締め付けられる頭痛から少しでも開放されたいとお考えの方はぜひご相談ください。