先日、よく伺うオシャレなリノベカフェにて、他のお客さんが話していたことがふと耳に入ってきました。
最近ダイエットしててさ、飲み物とかもダイエットコーラとか飲んでるのに全然痩せないのよね〜。
ダイエットコーラを飲んでるのに痩せない。なぜでしょう?テレビCMや広告では散々、
糖質カット!0kcal!!
って銘打ってあたかも「飲んでも太りませんよ」という印象づけるような売り方をしていますよね。
でも待ってください。ダイエットコーラは、実はダイエットという名前がついておきながら、ダイエットを妨げる厄介者だったりするんです。
そこで今回は、ダイエットコーラに潜むダイエットの罠について解説していきます。
普通のコーラとダイエットコーラは一体何が違うのでしょうか。日本コカ・コーラを例にして成分を見比べてみましょう。
コカ・コーラ
日本コカ・コーラホームページ より
原材料名 : 糖類(果糖ぶどう糖液糖、砂糖)/ 炭酸、カラメル色素、酸味料、香料、カフェイン
コカ・コーラゼロ
日本コカ・コーラホームページ より
原材料名:炭酸、カラメル色素、酸味料、甘味料(スクラロース、アセスルファムK)、香料、カフェイン
コカ・コーラプラス
日本コカ・コーラホームページ より
原材料名:食物繊維(難消化性デキストリン)/ 炭酸、カラメル色素、酸味料、甘味料(アスパルテーム・L-フェニルアラニン化合物、アセスルファムK、スクラロース)、香料、カフェイン
原材料名見てみると甘みをつける成分が異なるんです。
コカ・コーラの場合は、甘みをつけるのは果糖ぶどう糖液糖と砂糖。
コカ・コーラゼロの場合は、甘味料(スクラロース、アセスルファムK)。
コカ・コーラプラスの場合は、甘味料(アスパルテーム、L-フェニルアラニン化合物、アセスルファムK、スクラロース)。
普通のコーラは、果糖ぶどう糖液糖(スクラロース)と砂糖、ゼロとプラスには人工甘味料を使用しています。
人工甘味料は、通常の砂糖よりも少量で甘さを感じる原料です。もちろん、天然成分ではなく人工的に作られた甘味です。
人工甘味料は、血糖値を上昇させないためダイエットに向いていると思われがちですが、血糖値を上昇させる基となるインスリンの分泌量を増やしてしまうということがわかっています。
インスリンについて詳しく説明していきます。
インスリンは膵臓から分泌されるホルモンの一種で、糖の代謝を調節し、血糖値を下げる働きを持っている唯一のホルモンです。
では、インスリンの分泌量が増えると何がいけないのでしょうか。ダイエットにまつわる書籍にこうあります。
肥満の根本の原因は、主に血中の「インスリン」というホルモンの濃度が高くなることによってホルモンの複雑なバランスが崩れることである。
トロント最高の医師が教える世界最新の太らないカラダ より
インスリンは、細胞のインスリン受容体と結合することで、血液中の糖を取り込み、エネルギー源として活用していきます。しかし、インスリン分泌量が増えると、インスリン受容体への感受性が低下し、インスリン抵抗性が生まれ、細胞がエネルギー源として糖を取り込むために受容体へ結合するのインスリン量が増加するというからだの反応が起こります。
それにより、『少しの血糖値を下げるのにもたくさんのインスリンを必要とする』➡『結果として血糖値が下がりにくくなる』という状態にからだが変化してしまうのです。
なので、ダイエットしたいからと行ってダイエットコーラばかり飲んでいても、ホルモンバランスを崩し、肥満の原因となってしまうのです。
ダイエットコーラを飲んだからといってダイエットに効果があるか、今までのことを踏まえてですが効果ないといっても過言ではありません。
最新のダイエット本の一つである「トロント最高の医師が教える世界最新の太らないカラダ」という本にはこうあります。
ダイエット飲料は肥満を減少させることはなく、肥満になるリスクを47%も高めることを発見した。
トロント最高の意思が教える世界最新の太らないカラダ より
これは、テキサス大学サンアントニオ健康科学センターのシャロン・ファウラー博士が研究した結果でわかったことで、血糖値を上げる効果はありませんが、インスリンの数値を上げてしまい、結果として糖代謝が落ち、脂肪が蓄積され肥満の原因となっていくという話です。
その他にも、
- ダイエット飲料を飲むと心血管系イベント(脳卒中や心臓発作)のリスクが43%高まる(マイアミ大学のハナ・ガーデナー教授)
- メタボリック症候群になる確率が34%高まる(地域における動脈硬化リスク研究:ARIC)
- 1日に2杯以上のダイエット飲料を飲む人は、心血管系イベントのリスクが30%高まる
という報告があります。
これらのことは、ダイエットコーラだけに限らず、人工甘味料が入ったノンカロリー炭酸飲料全てに当てはまります。
いきなり全てを断つ!ということは中々難しいと思いますので、毎日飲んでいらっしゃる方はまず、飲む日数を減らし、その分しっかりと水や白湯を飲むことから始めるといいかと思います。
いかがだったでしょうか。
ダイエットコーラなどの人工甘味料の入ったダイエット飲料の落とし穴についてご紹介しました。
「ダイエットコカコーラが痩せないなら、普通のコーラを飲んでも同じか!」
と思う方もいるかもしれませんが、通常のコーラにも『ブドウ糖果糖液糖』という血糖値を上げやすい糖類がたくさん入っており、血糖値をダイレクトに挙げる要因になってしまうことに変わりはありません。
コーラなどを飲んた分、しっかりと糖分を消費できるように代謝を上げておきましょう!
代謝を挙げるような運動もハルモニアでお伝えすることが可能です。
自分の使えていない筋肉を使って代謝を上げて自然と痩せられる体作りをしていきましょう!!
参考書籍
今回このブログを作成するために元にした情報は、以下の書籍を元にしています。ダイエットコーラや血糖にとことに関しての知識を学べる書籍なのでおすすめですよ!