膝の痛みで病院を受診した時、「膝の痛みは太っているのが原因ですね、痩せるために運動しましょう!」と減量するように言われたことはありませんか?
過度な体重は膝への負担を増やすため、適切な体重管理は重要です。運動として提案されることが多いのが「散歩」ですが、実はメリットとデメリットがあるのはご存知でしょうか。
今回は、膝痛がある方に散歩を勧められた際の注意点についてお話しします。
そもそも、膝の痛みはどうして起こるのかを少し解説します。
膝の痛みは、怪我や事故などによって筋肉や靭帯、軟骨を損傷する直接的な原因と扁平足や内股、股関節の柔軟性低下やお尻・ふくらはぎの筋力低下などで起こる間接的な原因が存在します。
過度な体重による膝の痛みは、間接的な原因です。体重を支えるために必要な筋力が十分でなかったり長い間膝の痛みを我慢していることによって、膝周囲の組織が硬くなり、膝蓋骨という膝のお皿の骨の動きが悪くなることで痛みとして現れます。
その他膝の痛みが起こる原因を以下のリンクにまとめてますので参考にしてください。
膝の痛みが長引いて辛い…知っておくべき7つの原因とは膝の痛みがあるときの減量手段の一つとして散歩をするときのメリット・デメリットについて解説します。
膝の痛みがあるときに散歩を行うことでのメリットは
- 低強度の有酸素運動で脂肪燃焼効果がある
- 心肺機能の向上
- ストレス解消効果
- 自律神経のバランスを整えることにつながる
といった体重を減らすことにつながります。
膝の痛みがあるときに散歩を行うことのデメリットとしては
- 膝への負担が増える可能性
- 痛みが悪化する可能性
- 正しい歩き方ができないため姿勢が崩れる
- 関節内の炎症を悪化させる
といった膝の痛みが悪化につながります。
結論から言うと、「膝の調子を整えてから散歩をする」ことが重要なため、痛みが強いときには散歩はおすすめしません。
膝関節の柔軟性が低下して膝を曲げたまま散歩すると、膝関節に負担がかかり痛みが悪化します。太ももや股関節周囲の筋力バランスが崩れると正しい歩き方ができずに膝関節に負担が増えて痛みが悪化します。
熱感や腫脹など関節内に炎症を起こしている状態で散歩をすると症状を悪化させて痛みが強くなる可能性があります。
そのため、痛みがある中で無理して散歩するのではなく、歩いていても膝の痛みがないあるいは最小限である状態に関節可動域や筋力を整えてから散歩することをおすすめします。
サポーターを装着して痛みをごまかして散歩をしている方もいらっしゃいますが、サポーターは対処療法でしかなく、痛みを改善させる手段ではないためサポーターに頼って柔軟性や筋力バランスの崩れをそのまま放置するのは得策ではありません。
整体サロンHarmoniaでは、膝痛の患者さんに以下のようなアプローチを行っています。
- 詳細なカウンセリングと関節・筋肉の検査で原因を特定
- 膝周辺の筋肉や軟部組織に対する徒手療法
- 膝のアライメントの調整
- 正しい歩き方の指導
- 自宅でできるストレッチや運動の提案
これらのケアを受けていただいて膝痛を最小限にしてから散歩を始めることで、安全に運動効果を得られます。
膝痛がある方の散歩は体重減量における手段の一つですが、炎症や強い痛みがある中でむやみに散歩を行うのは悪化させるため危険です。
まずは専門家のケアを受け、膝の状態を改善してから始めましょう。熊谷市で膝痛でお悩みの方は、ぜひ当院にご相談ください。あなたの膝の健康をサポートいたします。
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