日頃、首の痛みや手のしびれを感じ、整形外科を受診したら「頚椎症」と診断された方、いらっしゃるのではないでしょうか。
今回は、頚椎症について原因と対策についてご紹介します。
【結論】頚椎症の痛み・しびれが長引く理由は、首そのものではなく、全身の「筋膜の歪み」と「筋肉のアンバランス」により首へ過剰な負担がかかり続けているからです。
朝、首が重く、腕から指先までビリビリとしびれる。病院で「頚椎症」と診断され、薬や牽引を続けても改善しない。そんな悪循環の背景には、骨と骨の隙間が狭くなっているといった「結果」だけをみていて、負担を強いている「原因」を放置している現状があります 。

整形外科では、加齢や負荷により椎間板が薄くなったことで形成された椎間板の膨隆や骨棘(こっきょく)が神経を圧迫することを主な原因と捉えます 。頚椎症は、頚椎症性神経根症と頚椎症性脊髄症に大きく二つの疾患に分類されます。
| 分類 | 神経圧迫の部位 | 主な症状と特徴 |
|---|---|---|
| 頚椎症性神経根症 | 脊髄から枝分かれした神経根 | 主に片側の首・肩・腕の痛みやしびれ |
| 頚椎症性脊髄症 | 背骨の中心を通る脊髄そのもの | 両手足のしびれ、箸が使いにくいなどの巧緻運動障害 |
一般的な保存療法(薬物・物理療法)は炎症を抑える「対症療法」として有効ですが、「なぜ特定の部位に圧力が集中したのか」という力学的課題を解決しなければ、痛みの再発を防ぐことは困難です 。
参考ホームページ(日本整形外科学会)
頚椎症性神経根症
頚椎症性脊髄症
では、頚椎症が長引いてしまう根本的な問題とはなんなのでしょうか。
長時間下を向いてスマートフォンを見る・画面を覗き込むように頭を前に突き出しパソコン仕事・フィッティングの合っていない抱っこ紐の長時間着用など、猫背姿勢になり上半身よりも頭が前に突き出した状態が長時間続くことで頚椎に大きな負担がかかります。
頭本来の重さは4.5~5.4kg程度と言われていますが、首の角度によっては12kg~27kgほどの負担がかかってしまうのです。(詳しくはこちら)
上半身よりも頭が前に突き出るような姿勢が長くなっている場合、頑張りすぎている筋肉とサボっている筋肉が現れます。
頑張り過ぎている筋肉として僧帽筋上部や後頭下筋群、斜角筋、頭頸板状筋、胸鎖乳突筋などが挙げられ、これらの筋肉が頚椎に負担をかけ、神経を圧迫し、痛みやしびれを誘発します。逆に、頚椎の前側にある頸部深屈筋群や僧帽筋下部が働くなってサボり筋となり、顎を引いておく姿勢が保てなくなります。
そのため、頑張り過ぎている筋肉を緩めてあげるだけでは不十分であり、サボっている筋肉を働かせられるようになって初めて首の負担が軽減されます。
首を前に突き出す姿勢で負担がかかる首の筋肉でる胸鎖乳突筋は、猫背で腹筋が縮こまったり、反り腰で太もも前側の筋肉が張ってしまうと、連動して硬くなる傾向にあり、頚椎に負担をかけることにつながります。
頚椎症を 「まだ大丈夫」と過信してそのまま放置しておくと、以下のような取り返しのつかない事態を招く恐れがあります。
- 神経の不可逆的変性:圧迫が長引くと、感覚鈍麻や一生残るしびれに繋がります 。
- 筋萎縮と巧緻運動障害:握力が低下し、ボタンをかける、包丁を握るといった日常動作が困難になります 。
- 歩行障害と転倒リスク:脊髄症へ進行すると、足のもつれを引き起こし、歩行が困難になるケースがあります。
頚椎症と診断され、症状がまだ首や手などの症状でとどまっている間に、早めの対策をしていきましょう!
整体サロンHarmoniaでは、理学療法士として病院・クリニックに従事していたときの知識・技術に基づき、以下のプロセスでアプローチします。
- 徹底的な原因究明:姿勢・動作分析を行い、痛みの起点(上半身の柔軟性や股関節の硬さなど)を特定します。
- 脊柱モビライゼーションと筋膜リリースでの調整:ソフトな手技で筋膜の滑走性を高め、頚椎・胸椎の可動性やや過緊張状態を和らげます。
- 運動学習(サボり筋の再教育):正しい頭の位置や首の使い方を脳から覚え込ませ、再発しない体作りをサポートします。

頚椎症の症状回復につなげるためには、3ヶ月から半年程度の施術が必要です。
整体サロンHarmoniaは、リラクゼーションではなく「仕事や趣味を全力で楽しめる身体」を取り戻すための場所です 。病院のリハビリ主任を経験した理学療法士が、医学的根拠に基づいてマンツーマンで伴走します 。
頚椎症で手のしびれなどにお困りの際はぜひ一度ご相談ください。
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