医療・福祉のリハビリ現場で10年以上経験を積んだ医療系国家資格保有のスタッフが対応!

【活動報告】バレエスクールにて身体の使い方のコツワークショップを開催しました!

 7月27日(土)・28日(日)にご縁があり、熊谷市石原にある根岸真由美バレエスクールの根岸美緒先生からご依頼いただき、バレエの基本姿勢となるアン・ドゥオールを上手に行うための身体の使い方のコツをお伝えするワークショップを開催させていただきました。

今回はワークショップの内容を簡単にご報告します。

バレエのアン・ドゥオールとは

 バレエのアン・ドゥオールはバレエの基本的な足の位置の1つです。フランス語で「外向きに」という意味を持っています。

主な特徴は、以下のようなことが挙げられます。

  1. 両足のかかとをつけ、つま先を外側に向けて開きます。
  2. 理想的な角度は180度ですが、個々の柔軟性に応じて90-130度程度が一般的
  3. バレエの5つの基本ポジションの基礎となる重要な姿勢
  4. 正しいアライメントと体重配分が重要で、膝は足の指の方向に向け、体重は両足に均等にかける
  5. 適切なアン・ドゥオールの習得は、バランス、安定性、そして全体的なテクニックの向上に不可欠

アン・ドゥオールの姿勢は、バレエのトレーニングで頻繁に練習され、正しい技術を身につけるための基本となります。

バレエの1番ポジションにてアン・ドゥオールしている女の子たち

ワークショップ内容は?

 今回のワークショップは2日間に分けて行いました。

1日目を身体の構造の話を中心にアン・ドゥオールを安定させるための身体の使い方のコツを1時間。2日目を体の構造をもとにアン・ドゥオールで安定した姿勢になるように鍛えるべき筋肉に対するトレーニングを1時間半お伝えしました。

理学療法士として、バレエスクールの見学し、各生徒さんの動きを分析させていただいた上で、解剖学・運動学の知識に基づいて知っているとバレエの動きを理解しやすい身体の使い方についてお伝えしました。

1日目「身体の使い方のコツについて」

 1日目の身体の構造のお話では、アン・ドゥオールを安定して行えるようにするためにはどこの筋肉を使うことが大事なのかを股関節・足の裏・体幹を中心にお話させていただきました。

以下のポイントについて解説しました。

  • 股関節から外旋する必要があるアン・ドゥオールですが、お尻の下の方の筋肉だけを意識しただけでは実は片足で支えるようになったときに安定して保てなくなるため、お尻全体を意識する必要がある
  • 足の裏の支え方も土踏まずを潰すようにして支えると足首がぐらつくようになるため、小指側に体重を乗せてから親指付け根から先までを床につけるように意識することで土踏まずを潰さずに支えられるようになる
  • 骨盤を立てる意識をする際に、下腹部を凹ませる意識をするあまり腰を丸めてしまう人もいるが、腰を丸めるのではなく反った状態で下腹部をみぞおちの方向に引き上げるようにインナーマッスルを使う
  • 日常生活の姿勢の崩れがバレエの姿勢の崩れにもつながるので、横座り・割座・仙骨座りは極力やらないほうが良い

お伝えした内容を順番に行いながら、アン・ドゥオール姿勢でも安定して支えやすく、骨盤もしっかり立てられる使い方が自然と身につくよう身体の使い方のコツを実感していただけたのではないかと思います。

股関節の動きを解説しています

2日目「アン・ドゥオールに必要な筋肉のトレーニングについて」

 2日目はアン・ドゥオールを安定して行うために必要な筋力を鍛えるためのトレーニング方法についてご紹介しました。1時間半みっちりトレーニング中心にお伝えしたので筋肉痛になったとお話いただいた人も多かったかもしれません。

  • 大殿筋のトレーニング
  • 中殿筋・腹斜筋のトレーニング
  • 腸腰筋のトレーニング
  • コアトレーニング

などのトレーニングを中心にお伝えしました。

翌日筋肉痛になったなんて話も出ているくらい普段使えていなかった筋肉を徹底的に使ったワークショップとなりました。

バレエに必要な腹斜筋と中殿筋を同時に鍛えるサイドブリッジを行っている
体幹・股関節を鍛えるサイドブリッジを解説しました。

まとめ

 今回のワークショップ開催にあたり、小学生クラスと中高生クラスを見学させていただき、生徒さんの動きの中からアン・ドゥオールに関わる身体の使い方で苦手な部分などを中心にピックアップさせていただき、今回のワークショップの内容に盛り込ませていただきました。

生徒さんとコミュニケーションを取らせていただきながら、身近に感じていた疑問を解決する糸口になるような身体の使い方についてのワークショップをさせていただきました。

ワークショップをご依頼いただいた根岸真由美バレエスクールの根岸美緒先生は、生徒さんの指導にすごく熱心でおられ、自身の怪我の経験から若いときから身体の正しい使い方を理解できるようになればとワークショップ開催をご依頼くださいました。

熊谷市でバレエに取り組みたい方は、ぜひいちど根岸真由美バレエスクールにご相談いただいてはいかがでしょうか。

整体サロンHarmoniaでは、バレエ中の股関節・膝・足首・腰の痛みの改善、バレエの動作に必要な筋肉のトレーニング指導もご提供できます。数名のバレエダンサーの方にもご利用いただいております。

痛みの積み重ねは、負担のかかる身体の使い方を悪化させて自分の意図したポーズがとれなくなることもあります。痛みがある場合が我慢せず、身体の使い方の専門家であるHarmoniaまでご相談ください。

ご予約方法

 整体サロンHarmonia(ハルモニア)は完全予約制です。以下の予約フォーム、LINE、お電話のいずれかでご予約ください。

予約フォーム

サービス選択・スタッフ選択・ご利用希望日時をそれぞれ選んでいただき、詳細にどんな不調でお悩みか簡単にご記入ください。

※予約フォームは24時間受け付けております。(時間帯により予約確定は翌日になります。)

※オンラインでの楽器奏者のコンディショニング相談に関しては、予約フォームあるいはLINE予約よりご予約ください。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA


このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください