最近、熊谷市にお住まいのあなたも、足の疲れや痛み、むくみやすさを感じていませんか?その原因は、多くの場合『扁平足』にあるかもしれません。
扁平足は、単なる足の問題ではなく、放置すると全身の健康に深刻な影響を及ぼす可能性があります。特に、膝痛、腰痛、猫背といった慢性的な不調は、足元の崩れから来ているケースが少なくありません。
市販されているインソールを入れてどうにかしようとする方もいますが、自分の足に合っていないと逆効果な場合も。
今回は、熊谷市石原に根差し、医療系国家資格を持つ整体サロンHarmoniaが、扁平足の原因と対策についてご紹介します。
扁平足は、足の内側アーチ(土踏まずの部分)が低くなり、足裏全体が地面に接触する状態を指します。
主な症状は、
- 歩行時や長時間立つときの足の疲れやすさ
- 足裏や足首、ふくらはぎの痛み
- バランスの悪さや不安定感
などがあります。

扁平足は、男性よりも女性に多いと言われており、先天的な原因と後天的な原因があります。
先天性扁平足は、遺伝的な要因や胎児の成長過程で、足の骨や関節の発達が十分に行われず足のアーチ構造が形成されなかったことで起こります。
後天性扁平足は、加齢・肥満・運動不足・過度の運動・怪我などで起こります。
また、靴のサイズが合っていない、安全靴などの硬い靴を長時間履くなど足に負担がかかることでも起こります。
小さい頃から扁平足の方は、扁平足が普通のことであり、あまり問題視しない傾向にあります。しかし、足の問題ばかりが起こると思いきや、全身に様々な身体の不調を引き起こします。
足のアーチ構造は、歩く際の衝撃吸収するクッションのような役割を担っています。扁平足ではこの機能が低下し、足にかかる負担が増えます。
そのため、歩いていると足の裏の痛みやアキレス腱・ふくらはぎの痛みを感じやすくなります。
また、足のアーチ構造が正常に機能することで、蹴り出す力が生まれます。扁平足では、この蹴り出す力が弱まり推進力が低下します。
そのため、扁平足のまま速歩きを習慣にしていると、必要以上に疲労しやすく、足・膝・股関節の痛みにつながります。
扁平足によって体重が足の内側に乗るようになり、膝関節の内側に過度な負担となります。長期的に負担がかかると、O脚やX脚を引き起こし、膝の痛みを引き起こします。
椅子からの立ち座りの際にも内股になりやすく、膝への負担が大きくなります。

膝関節に負担がかかると、膝への負担を股関節が制御しようと過剰に働くため、股関節にも負担がかかります。
そのため、股関節のつまり感や鼠径部痛、坐骨神経痛などの股関節周囲の痛みを引き起こします。
扁平足によって体重のかかり方が変わると、体幹でバランスを取ろうとするため、猫背や反り腰などの姿勢の崩れが起こります。
そのため、肩こり・背中の痛み・腰痛などの痛みを引き起こします。

扁平足であることで、運動能力の低下・バランス能力の低下が起きやすくなります。
足の裏の痛みを伴う場合、まずは骨に異常はないか、筋肉や腱の断裂がないか整形外科を受診しましょう。
その上で、理学療法士のリハビリを受けられると、扁平足対策の自主トレなどを知ることを教わることができます。
湿布や痛み止めなどの対処療法で足の裏の不調が改善しない場合は、扁平足の施術を行っている専門家に相談してみましょう。
扁平足になると、地面を親指で蹴って推進力が得られないため、足を前に振り出して歩くようになります。
すると、つま先を持ち上げて歩く習慣になり、すねの筋肉・足の甲の筋肉が疲労して硬くなります。
立ち姿勢で足の甲とすねの筋肉をストレッチしていきましょう。
- 立ち姿勢あるいは座り姿勢で指を曲げて床につける
- 足の甲からすねまでを伸ばす意識で足首を伸ばす
- 痛気持ちいい感覚で20秒伸ばす

- 立ち姿勢あるいは座り姿勢で指を曲げて床につける
- 薬指・小指の足の甲側からすねの外側を伸ばす意識で外くるぶしをやや外に出しながら足首を伸ばす
- 痛気持ちいい程度で20秒伸ばす

扁平足は、整体などで施術してもらうことも大事ですが、いかに自宅でも扁平足対策ができるかが重要になります。今回は、3つほどセルフケアをご紹介します。
椅子に座って足元にフェイスタオルを引き、足の指でタオルを手繰り寄せるように「つかむ運動」

親指から小指までのつま先から付け根までをしっかり床につけた状態での「つま先立ちの運動」

これらの運動を毎日続けることで、扁平足の改善効果が高まります。
扁平足の人は、足幅の広い靴を履きがちです。日本人の平均は、女性でD程度、男性でD〜Eとも言われていますが、3Eや4Eを履く人が少なくありません。
土踏まずが潰れているため、足幅が広いと考えがちですが、土踏まずが潰れない状態で履ける靴を選ぶ必要があります。
足幅が広すぎると靴の中で足が遊んでしまい、扁平足を悪化させる原因になります。幅の広い靴にしたら余計足が疲れるなと感じるのはそのためです。
自分の足に合った靴のサイズを選びましょう!選ぶ基準をご紹介します。
- 必ずかかとにトントンと寄せてからフィッティングする
- 1cm程度つま先にゆとりがある
- 足の甲が紐などでぴったりフィットできる
- 指の付け根の部分が靴の踏み返しと同じ位置にある
- 左右ともフィッティングする
これらのことをまずは最低限守って選んでみましょう。そして肝心なのは、サイズの合った靴を履くときは、「靴紐をしっかりと結ぶ」ということです。
また、自分の足のサイズに合った靴でなければインソールを入れても効果は得られません。
そのため、適切なサイズを選ぶことが大切なのです!
扁平足は、適切なケアと継続的な対策によって改善が見込めます。市販のインソールや一時的なマッサージで満足するのではなく、根本原因にアプローチすることが大切です。
- 理学療法士の国家資格を持つスタッフによるアプローチ
扁平足が引き起こした足裏・足首の硬さだけでなく、影響が及んだ骨盤・背骨の歪みまで評価・調整します。 - 再発予防の徹底指導
硬い筋肉をほぐすだけでなく、扁平足の再発を防ぐためのトレーニングや正しい歩き方を指導し、日常生活から改善を促します。
歩く喜びを取り戻し、熊谷市の街並みを快適に散策できるよう、私たちHarmoniaのスタッフがサポートいたします。扁平足による膝痛や腰痛にお悩みの方は、ぜひ一度、熊谷市の整体サロンHarmoniaにご相談ください。
【免責事項】
※本記事でご紹介している情報は一般的な知識の提供を目的としており、特定の疾患の診断や治療を保証するものではありません。ご自身の症状については、必ず専門の医療機関にご相談ください。