妊娠中に腰痛でお悩みではありませんか?
2005年・2006年の調査報告によると、妊婦さんの50%以上が腰痛を経験されているというデータがあります。多くの方が抱える共通の悩みです。
妊娠中の腰痛は、お腹が大きくなることによる体型の変化やホルモンバランスの変化によって引き起こされます。
動きにくくなるだけでなく、夜寝ている間にも痛みを感じてしまうとゆっくり休むことができず精神的な苦痛にもつながります。また、「これくらいなら我慢できる」と放置することで、産後の慢性的な腰痛に移行してしまうリスクがあります。
そこで今回は、熊谷市の妊婦さん向けに、妊娠中に起こる腰痛の原因、今すぐできる対策、そして我慢しないための専門家によるケアについてご紹介します。
妊娠中に腰痛が起こる主な原因は以下の2つです。
妊娠中は、出産に備えて「リラキシン」というホルモンの分泌が増加します。すると以下のような身体の変化が起こり、腰痛につながります。
- リラキシンが分泌されることで骨盤周りの靭帯を柔らかくします。
- 本来、靭帯や骨盤周囲の筋肉で強固に支えられている骨盤が、靭帯が柔らかくなることで関節が不安定な状態になります。
- 骨盤の不安定さから、日常のわずかな負担でも腰痛が起こりやすくなります。
胎児が成長し体重が増加するとともに、お腹が前側に大きくせり出します。すると以下のような体型の変化が起きます
- 反り腰:お腹が前側に大きくせり出し重たくなることで、自然と反り腰(腰が過度に反った状態)になりやすくなります。
- 腹筋群の機能低下:お腹の皮膚や筋肉が引き伸ばされることで腹筋群の働きが弱くなります。

身体の変化が起きた結果、反り腰の状態が続くことで、腰や背中の筋肉に常に大きな負担がかかり、腰痛が起きやすくなります。
第2子や第3子を妊娠中の方は、妊娠中も育児を並行して行う必要があります。お子様が1〜3歳くらいの場合、初産の方よりも子どもの抱っこや子どもを遊ばせるために一緒に外出するなど、身体に負担がかかることが増えます。
妊娠中に腰痛を感じたときにすぐ行える対策をご紹介します。
妊娠中に腰痛を引き起こす原因に、日常生活での身体の使い方があります。
- 床の物を拾うとき前傾姿勢にならない
前傾姿勢で物を取ろうとすると、腰への負担が増えることが研究でわかっています。そこに胎児のの重みが加わることで、より腰にかなりの負担がかかります。膝を曲げてしゃがんでから床のものを取りましょう。蹲踞姿勢が辛い場合は、膝をついて片膝立ちになってみると無理なくしゃがめます。 - 長時間同じ姿勢を気をつける
あぐらで腰を丸めた状態で座る、ソファーで片側のアームレストに寄りかかって座る、長時間立ちっぱなしなどは腰に負担をかけることがあるため注意が必要です。 - 適度な休息をとりいれる
家事などできることを一度にやってしまおうと詰め込みすぎると体に負担をかけてしまいます。一つのことが終わったら適度に休息を入れてお腹や腰に負担をかけないように心がけましょう。
妊婦の方の腰痛でセルフケアを行う場合、痛みなく気持ちいい範囲で行います。
丸めたタオルや結び目を作ったタオル、テニスボールを用いて筋肉が疲労しやすい部分をほぐす方法があります。
また、ふくらはぎが釣りやすいことも腰の筋肉が張りやすくなる要因になるためふくらはぎのストレッチも大切です。
セルフケアがなかなかうまくできない場合は、専門家に相談することも必要です。腰や股関節周囲の筋肉をほぐしてもらったり、股関節の動きを作る妊娠中にできるエクササイズなどを指導してもらえるところが良いでしょう。
ストレッチや運動することでお腹に刺激が加わりやすく、切迫早産などの危険性などがある場合、利用できないこともありますので、主治医に相談して施術を受けていい状態かどうか相談しましょう。
あまりに痛みがひどい場合には、主治医に相談しましょう。妊娠中に使える薬は限られますが、骨盤ベルトなど痛みを悪化させないためのコルセットなどの提案などを聞くことができます。
妊娠中に腰痛が起こる原因と対策についてご紹介しました。お腹が大きくなり、負担をかけにくい分、できるセルフケアの方法が限られます。
また、妊娠中はホルモンバランスの影響などにより体調の変化があるため、セルフケアを行う気にもなれないけど痛みをなんとかしたいと思う方は専門家に頼ってみましょう。
必ずあなたの力になってくれるはずです。
熊谷市の整体サロンHarmoniaでは、妊婦さんの体調に合わせたバキバキしないソフトな施術を提供しています。
熊谷市の整体サロンHarmoniaでは、お腹に過度な負担が加わらないよう細心の注意を払い介入しています。
- ソフトな施術:妊婦さんの体に優しい圧での施術で、腰痛を緩和します。
- ストレッチ:腰痛の原因となる股関節周囲の筋肉や足のつりの原因となるふくらはぎの筋肉の柔軟性を引き出し、腰への負担を軽減します。
- カウンセリングとアドバイス:一人ひとりの症状に合わせた施術プランと、ご自宅でもできるセルフケアの方法をご提案します。
定期通院されている産科の医師にどんな動作で負担がかかってはいけないのかを確認していただくようお願いしています。
また、施術中は妊娠中の時期によって負担のかかりにくい姿勢で施術を行います。セルフケアに関してもお腹の張りなどが感じにくいものを選定してご提案しますが、無理に行うことはありません。
整体サロンHarmonia 



